「やりがい」は“偶然”じゃなく“設計”できる — キャリアを自分の手に取り戻す方法!

「やりがい」は“偶然”じゃなく“設計”できる — キャリアを自分の手に取り戻す方法

転職相談でいちばん多いのは、「やりがいのある仕事がしたい。でも何から始めればいい?」という声。結論、やりがいは“見つける”より“組み立てる”ものです。今日は、迷いを行動に変えるための具体ステップをギュッとまとめます。

この記事で分かること

やりがいの正体(好き×強み×意味)

現職でできるジョブ・クラフティング手順

90日ロードマップ(探索→試作→拡張)

書類・面接で再現性を伝えるコツ

年収とやりがいを両立する交渉術


目次

やりがいの正体を3つに分解する

やりがい=「好き」×「強み」×「意味(価値貢献)」の積。どれか1つでもゼロに近いと、体感は薄まります。

  • 好き(興味):時間を忘れて深掘りできるテーマや課題は何?
  • 強み(再現性):他人より速く・正確に・工夫してできることは?
  • 意味(価値):誰のどんな痛みを減らし、何を良くしている?

10分ワーク

A4に3つの円を書いて、各円に5個ずつ箇条書き。重なった領域が“狙い目マーケット”です。出てこないときは、直近3ヶ月で「ありがとう」と言われた行動を思い出して書くのがコツ。


仕事の「設計図」をつくる(ジョブ・クラフティング)

今の仕事でも、次の仕事でも使える設計手順。

  1. タスクを棚卸し
    1週間の行動を15分単位で記録し、タスクを「増やしたい/減らしたい」に振り分ける。
  2. ステークホルダーを再設計
    関わる相手を変えるだけでやりがいは跳ね上がる。顧客接点や社内協業を増やす工夫を。
  3. 意味づけを言語化
    「このタスクは、誰のどの課題を解決し、何が良くなるのか?」を1文にする。
    例)「週次レポート=意思決定の速度を上げ、ムダな残業を減らす装置」

ポイント:**役割の名称は“外側の肩書き”、やりがいは“内側の設計”**で決まる。


90日「やりがいロードマップ」

転職活動でも社内異動でも、最初の90日が勝負。

  • Day 1–30:探索(Exploration)
    • 30分×10回のカジュアル面談(社内外)
    • 現職の“増やしたいタスク”を+20%
    • 学習テーマを1つ決めて毎日15分
  • Day 31–60:試作(Prototype)
    • 小さな改善プロジェクトを1本走らせる(効果は定量化)
    • 週1でメンター/先輩に仮説レビュー
  • Day 61–90:拡張(Scale)
    • 成果物をポートフォリオ化(Before/After・数値・学び)
    • 募集要項10件を分析し、自分の“差分学習”を設計

成果の型:課題 → 施策 → 指標 → 結果 → 教訓(1スライドで説明できる濃さに)


「刺さる職務経歴書」の書き方(3行テンプレ)

求人票の“課題”に自分の“再現性”が噛むと、書類通過率は跳ねます。

  • 実績:[状況]で[課題]に対し、[行動]を行い、[数値結果]を達成。
  • 再現性:その結果を生んだ[仕組み/思考プロセス]は何か。
  • 適合:応募先の[課題]にどう当てはめるか。

例)「在庫過多で粗利率が低下していたECで、需要予測モデルと在庫ルールを刷新。欠品率を-35%、粗利率を+4.2pt。“短サイクル検証→意思決定反映”の運用で再現可能。」


面接は“雑談”ではなく“共同問題解決”

「なぜその意思決定をしたのか」「次はどう改良するか」までセットで話すと、地頭より再現性が伝わります。

逆質問の鉄板3つ

  1. このポジションの最初の90日で解くべき課題は?
  2. 活躍している人の行動特性は?(例:仮説の粒度、報連相の頻度)
  3. 1年後、成果をどう測定しますか?(KPI/期待値の確認)

年収とやりがいはトレードオフじゃない

  • 価値の式=影響範囲×難易度×再現性。
  • 交渉は**“代替案(BATNA)×根拠データ×時期”**の勝負。
  • オファー面談では、役割の定義(ミッション・裁量・評価指標)を先に固め、給与はその従属変数として詰めるのが成功パターン。

バーンアウトの予兆とセルフケア

  • 予兆:朝の回復が弱い/小ミス増/他責思考/意思決定の先延ばし
  • 予防:睡眠>運動>食事>学習の順に立て直す
  • 相談:上司より先に産業医・外部メンターへ。早めの声かけがキャリアを守ります。

やりがいを育てる日次ルーチン(5分×3)

  1. 朝:優先3つを手書き(“やること”ではなく“達成状態”で)
  2. 昼:小さな勝ちを記録(Slackやメモに1行)
  3. 夜:意味づけログ(今日の仕事が誰にどう効いたかを1文)

次の一歩チェックリスト(保存版)

  • “好き・強み・意味”の3円メモを作った
  • 1週間のタスクを可視化した
  • カジュアル面談を10件、日程化した
  • 90日プロジェクトのテーマを決めた
  • 成果スライド(課題→施策→指標→結果→教訓)を1枚作った
  • 職務経歴書に“再現性”の段落を入れた
  • 逆質問3つを自分の言葉に直した

まとめ:小さく始めて、結果で語ろう

やりがいは“運”ではなく、設計×実験×言語化の積み上げ。今日からできる最小ステップは、3円ワーク+カジュアル面談の約束を1件です。
積み上げた結果は、転職市場でも社内評価でも、あなたの“交渉力”になります。

迷っているなら、まずは3円メモ。動けば景色は変わる。さあ、はじめましょう。

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この記事を書いた人

はじめまして。キキです。
建築業界の働き手が幸せを実現するための「就職・転職」のノウハウと「働き方」を発信しています。

【経歴】
▶︎建築業界内で3回以上の転職を経験しました。
▶学生時代は上海の建築事務所やアトリエ系の建築事務所で働く。
▶地方大学院卒から関東の組織建築事務所
▶過労で入院。手術もすることになり、体調不良で半年間、療養しました。。。
▶地元建築事務所(中小企業)
▶地元県庁_建築技術職
▶建築事務所にリベンジ中!

【資格】
・一級建築士
・インテリアプランナー
・宅地建物取引士

私の経験が建築業界で生き方を模索している方の参考になればとブログを書いてます。

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