「転職しようかどうか悩んでいるけれど、実際転職活動をするとどんなメリットがあるの?」と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。特に建築業界は資格や経験、現場ごとの特色もあり、どのタイミングで動き出すか悩みがちですよね。今回は、私がこれまで数多くの転職相談を受け、実際に転職を経験してきた中で感じた「転職活動をして良かったこと5選」を、具体的にご紹介します。今後のキャリアを考える上で、ぜひ参考にしてみてください。
転職活動をすることで得られる5つのメリット
自分の市場価値を客観的に知るためのポイント
年収や待遇を見直すうえで大切な視点
建築業界でのキャリアの選択肢が広がる理由
転職活動によってキャリアビジョンを明確にするコツ
1. 自分の市場価値を知ることができる
ポイント
- 客観的な評価
転職活動では職務経歴書や面接を通じて、自分のスキルや経験を企業側から評価されます。これにより「自分にはこんな強みがあったのか」「この分野はまだ弱いのか」といった客観的な気づきを得ることができます。 - 建築業界特有のスキル把握
例えば、施工管理やCADオペレーター、意匠設計、構造設計など、同じ建築業界でも職種によって評価されるポイントが異なります。転職活動の過程で「自分の技術をもっと磨くべきポイントはどこか」を整理しやすくなるのです。
メリット
- 自己分析が進み、さらなるキャリアアップにつながる
- 自信を持つきっかけになる(自分の経験や資格の価値を再確認できる)

職務経歴書や面接で自分を振り返るのは、最初は少しドキドキしますよね。でも、意外と “自分ってこんなに評価されるんだ” と再発見できることが多いですよ。背伸びをしすぎず、強みと弱みを正しく把握するだけで、企業からの評価はずいぶん変わるはずです!
2. キャリアの選択肢が広がる
ポイント
- 未経験分野へのチャレンジ
転職活動中にさまざまな企業やポジションに触れると、今まで知らなかった職種やキャリアパスに出会うことがあります。「意匠設計しかやったことがないけれど、CM(コンストラクションマネジメント)に興味を持った」といった発見は意外と多いもの。 - 働き方の柔軟性を知る
最近ではリモートワークやフレックスタイムなど、働き方に柔軟性のある企業も増えてきました。建築業界といえども「現場だけ」「長時間労働」ではなく、プライベートを充実させられる会社があると知るのも大きなメリットです。
メリット
- 自分に合った職場環境・働き方を探すチャンス
- キャリアの幅が広がり、新しい分野への挑戦がしやすくなる



建築業界といっても、本当にいろいろな職種や働き方があるんですよ。興味のある分野を求人情報でチェックしてみると ‘こんな働き方があるのか’ と目からウロコが落ちる瞬間があるかもしれません。少しでもワクワクする求人があれば、ぜひ応募してみてくださいね!
3. 年収や待遇を見直すきっかけになる
ポイント
- 給与テーブルや福利厚生の比較
転職活動をする際、応募先企業の求人情報から、同じ職種でも年収や待遇、ボーナス体系が異なることに気づきます。「自分の専門性なら、これくらいの給与水準が相場なのか」と知るだけでも、現在の待遇を見直す良い材料となります。 - 自分の優先順位を再確認
福利厚生、社内制度、評価制度など、企業によって特徴はさまざま。どの要素を優先したいのか、自分の中で整理する過程で「給与よりも休日数が重要」「やりがいを最優先にしたい」など、自分にとって本当に大切なことがはっきりします。
メリット
- 同業他社の待遇相場を知ることで、今後の交渉や判断がしやすくなる
- 自分が「お金」「時間」「やりがい」のうち、どれに重きを置くべきかが明確になる



給料や福利厚生の相場を知らないまま、ずっと働き続けている方は少なくありません。いろいろな求人票を見比べると、今の自分ならもっと良い待遇が狙えるかもしれないと気づけるんです。自分の価値を過小評価しないためにも、情報収集は欠かせませんよ!
4. 人脈が広がり、新しい情報が入手できる
ポイント
- 面接や説明会を通じて業界の最新情報が手に入る
転職活動中には、企業説明会やエージェントとのやり取りで、最新の建築技術や設計トレンド、働き方改革の動きなど生の情報を得られます。 - 転職エージェントとの関係構築
転職エージェントに相談すると、自分の希望やスキルを踏まえた求人提案だけでなく、業界動向やキャリアパスなどのアドバイスを受けられます。顔なじみのエージェントができると、将来的にキャリアアップや転職を考える際にも心強い存在となるでしょう。
メリット
- 業界の知見が広がり、今後のキャリア形成に役立つ情報を得られる
- 自分だけでは見つけきれない求人に出会う可能性が高まる



転職エージェントさんに相談すると、一般には公開されていない求人や、これから注目される分野の情報を得やすくなります。企業説明会や面接自体も、学びのチャンスですので、もし転職しないとしても今後に活きると思いますよ!
5. 自分のキャリアビジョンを再確認できる
ポイント
- 転職理由の洗い出し
「なぜ転職したいのか」を整理していく過程で、自分自身が本当に求めていることが明確になります。例えば「建築企画の上流工程に携わりたい」「設計事務所で専門性を極めたい」「海外プロジェクトに挑戦したい」など、具体的な目標を見つけられるのです。 - 将来像を考える時間が持てる
忙しい日々の中で、改めて将来の方向性を考える時間を確保している人は意外と少ないもの。転職活動をきっかけに、未来の働き方や理想のキャリア像をじっくり見直すのはとても大切です。
メリット
- 転職活動そのものが「自分の将来像を描くトレーニング」にもなる
- 次に進むべき方向が明確になり、目標設定がしやすくなる



転職活動をする際は ‘どうして転職したいのか’ と自分に何度も問いかけますよね。その過程で ‘自分は本当はこれがやりたかったんだ’ と気づくことがよくあります。将来を見据えてアクションを起こすきっかけになりますので、ぜひチャレンジしてみてください!
まとめ
建築業界ならではの専門性や現場事情もあって、転職に一歩踏み出すハードルは高いと感じるかもしれません。しかし、転職活動を通して得られるメリットは想像以上に大きいです。もちろん、在職中に応募企業の比較や情報収集をしながら慎重に進めるのが理想ですが、行動してみないことには分からないことだらけ。
- 自分の市場価値を客観的に把握できる
- キャリアの選択肢が広がり、意欲を高められる
- 年収や待遇の交渉材料になり、優先順位を明確にできる
- 人脈や情報収集の機会が増える
- 最終的に自分のキャリアビジョンがクリアになる
転職活動は、現職をより充実させるためにも役立ちます。いざ転職しないとしても、「自分はどんなスキルを持っていて、どんな働き方ができるのか」を再認識できるのは大きな収穫です。もし「そろそろキャリアを見直してみたい」と少しでも思っているなら、情報収集からでも一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
この記事が、あなたの転職活動に少しでも役立つヒントになれば幸いです。


はじめまして。キキです。
建築業界の働き手が幸せを実現するための「就職・転職」のノウハウと「働き方」を発信しています。
【経歴】
▶︎建築業界内で3回以上の転職を経験しました。
▶学生時代は上海の建築事務所やアトリエ系の建築事務所で働く。
▶地方大学院卒から関東の組織建築事務所
▶過労で入院。手術もすることになり、体調不良で半年間、療養しました。。。
▶地元建築事務所(中小企業)
▶地元県庁_建築技術職
▶建築事務所に再リベンジ中!
【資格】
・一級建築士
・インテリアプランナー
・宅地建物取引士
私の経験が建築業界で生き方を模索している方の参考になればとブログを書いてます。
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