就職・転職は新たなキャリアパスを築くための重要なステップで、転職面接はその成功に向けて最も重要な局面です。転職面接で成功するためには、準備と自信を持つことが不可欠です。以下に、転職面接で成功するための5つの秘訣をご紹介します。
・面接を受ける前の事前準備
・面接で好印象を与えるためのポイント
はじめまして。キキです。
建築業界の働き手が幸せを実現するための「就職・転職」のノウハウと「働き方」を発信しています。
【経歴】
▶︎建築業界内で3回以上の転職を経験しました。
▶学生時代は上海の建築事務所やアトリエ系の建築事務所で働く。
▶地方大学院卒から関東の組織建築事務所
▶過労で入院。手術もすることになり、体調不良で半年間、療養しました。。。
▶地元建築事務所(中小企業)
▶地元県庁_建築技術職
▶建築事務所に再リベンジ中!
【資格】
・一級建築士
・インテリアプランナー
・宅地建物取引士
私の経験が建築業界で生き方を模索している方の参考になればとブログを書いてます。
秘訣① 研究と準備
面接に臨む前に、応募した企業や業界について徹底的に研究しましょう。企業のビジョン、ミッション、業績、競合他社など、可能な限り情報を集めましょう。また、応募ポジションに関連するトレンドや最新の業界動向も把握しておくことが重要です。これによって、面接で自信を持って話すことができ、企業に対する真剣さと興味をアピールすることができます。
ある特定の用途に特化した建築事務所・建設会社の場合、その業界の動向を調べておきましょう。そして、将来的にどんなことを就職・転職先の提供できるのか、を考えておきましょう。
体験談ですが、医療・福祉の分野に特化した建築事務所の面接を受けた際、「近年の医療動向について教えて。」と質問をされました。
秘訣② 自己分析と強みの把握
自己分析を通じて、自身の強みやスキルセットを明確にしましょう。過去の仕事や経験から学んだこと、克服した困難、成功したプロジェクトなど、自身の成果や実績を整理しておくことも大切です。さらに、応募ポジションに求められる能力や特徴を把握し、自身の強みとの関連性を見つけましょう。これによって、面接で自身の価値を的確に伝えることができます。
SWOT分析を活用
SWOT分析は、ビジネスだけでなく個々のキャリア開発にも役立つフレームワークです。「Strengths(強み)」、「Weaknesses(弱み)」、「Opportunities(機会)」、「Threats(脅威)」を評価します。面接やキャリアの進路を考える際に、自己理解を深めるのに役立つ具体的な手順を以下に説明します。
SWOT分析を始める前に、自分が何を達成したいのか、どんな目標を持っているのかを明確に設定します。
例:「私の前職では、環境配慮型の建築デザインのプロジェクトに主に従事していました。緑化と省エネの基準を満たすための設計方針について深い知識と実績があります。さらに、複雑なプロジェクトを予定通りに完了させるための強いプロジェクト管理能力も身につけています。」
自分の強みについて考えます。これは過去の経験や成果から導き出すことができます。
例:「私の前職では、エコフレンドリーな建築デザインのプロジェクトに主に従事していました。緑化と省エネの基準を満たすための設計方針について深い知識と実績があります。さらに、複雑なプロジェクトを予定通りに完了させるための強いプロジェクト管理能力も身につけています。」
自己の弱みを明確にします。このステップでは自己改善のための要素です。
例:「一方で、私の経験は比較的低層の建築に偏っており、高層ビルの設計経験は限られています。また、新しい建築ソフトウェアや技術についての知識はまだ十分ではありません。」
自分のスキルや経験が活かせる機会を探します。
例:「しかし、今後は環境に優しい建築への需要が高まると予想されているため、私のスキルは市場で価値を持つでしょう。また、新しい建築ソフトウェアや技術を習得することで、より広範なプロジェクトに対応できる機会も広がります。」
自分のキャリアに影響を与える可能性のある脅威を探します。
例:「しかし、市場には新しい建築技術に精通した若手建築士が増えているため、求職競争が激化しています。また、経済の変動により建築プロジェクトが減少する可能性もあります。」
これら全てのステップを通じて、あなたは自分の強みと弱み、そして機会と脅威についてより深く理解することができます。そして、これらの情報はあなたが自分自身のキャリアの進行方向を計画する際に、非常に有用な洞察を提供します。
自分の経験・体験の棚卸しを行いながら自己分析をするいいです。
これからやりたいことやどんなポジションで仕事をしたいか見えてくるはずです。
秘訣③ 具体的なエピソードの用意
面接では、具体的なエピソードや実例を使って自身の能力や経験を説明することが重要です。自身の強みや成果を示す具体的なエピソードをいくつか用意し、どのように問題を解決したのか、どのような結果を出したのかを明確に説明しましょう。ただし、長すぎるエピソードは避け、要点を絞って分かりやすく伝えるようにしましょう。
スター法を活用
スター法(Situation, Task, Action, Result)は、面接でエピソードを効果的に伝えるための手法です。具体的な状況(Situation)や課題(Task)を説明し、自身がどのような行動(Action)を起こしたか、そしてその結果(Result)を明確に示すことで、面接官に自身の能力を説得力をもって伝えることができます。スター法を活用して自身のエピソードを整理し、簡潔かつ具体的に伝えるように心掛けましょう。
スター法(Situation, Task, Action, Result)は、面接やプレゼンテーションなどで具体的なエピソードや経験を効果的に伝えるための手法です。以下では、それぞれの手順について詳しく説明します。
まず始めに、あなたが直面した具体的な状況や挑戦を説明します。これは具体的なプロジェクト、問題、課題などであり、自分がどのような背景や環境の中で活動していたのかを明確に示すべきです。
例:「前職での大きなプロジェクトでは、環境に配慮したオフィスビルの設計を任されました。しかし、クライアントからの予算とスケジュールの制約が厳しく、さらには緑化と省エネの基準を満たす必要がありました。」
次に、あなたがその状況で何を達成しなければならなかったのか、どのような役割を果たしていたのかを説明します。
例:「私の任務は、指定された予算とスケジュール内で、環境に優しく、かつ効率的なオフィスビルの設計を完成させることでした。」
この部分では、あなたが任務を達成するために具体的にどのような行動を取ったのかを詳細に説明します。主に自分の行動、決断、スキルを強調します。
例:「私はまず、環境に配慮した建築材料と技術について徹底的に調査しました。その上で、最もコスト効率が高く、エネルギー効率の良い選択肢をクライアントに提案しました。さらに、プロジェクトの進行を厳密に管理し、スケジュールと予算が予定通りに進むよう努めました。」
最後に、あなたの行動がどのような結果をもたらしたのかを共有します。具体的な数値や達成した目標を用いて結果を明確に示すことが重要です。
例:「プロジェクトは期間内に完了し、予算も守られました。また、設計されたビルは省エネ基準を満たすだけでなく、予想以上のエネルギー効率を実現しました。クライアントからは高い評価を受け、その後のプロジェクトでも私たちのチームを指名していただきました。」
スター法は、具体的なエピソードを整理し、論理的な構成で伝えるための効果的な手法です。この手法を活用することで、面接官に対して自身の能力や実績を具体的かつ鮮明に伝えることができます。ただし、スター法を使う際には、要点を絞り込み、簡潔かつ明確に伝えるように心掛けましょう。
成功談だけでなく、失敗談も準備しておきましょう!
仕事を進めて行く上で、難しかったこと、それを乗り越えるために何に力を入れたかがポイントになってきます。
秘訣④ 質問の準備と積極的な姿勢のアピール
面接では、面接官からの質問に対して的確に答えるだけでなく、自身からの質問も行うことが重要です。企業やポジションに関する質問や、業務内容、チーム文化、成長機会などについて質問することで、面接官に自身の興味と意欲をアピールすることができます。また、積極的な姿勢を持ち、自身の意欲や情熱を面接官に伝えることも大切です。
また、年収などの待遇面に関しての質問は避けた方がいいです。待遇面などは事前に転職エージェントやサイトなどから大まかの情報を聞いておき、内定決定後、待遇面の交渉をした方が得策です。働き方などの条件は積極性が感じられるような伝え方で、聞き出すとよいでしょう。以下に私が実際した質問を書いておきますので、参考にしてください。
・「多くの物件を経験したいのですが、担当者一人あたりいくつのプロジェクトをもつのでしょうか?」
・「休みの日は施設見学など、仕事に活かせるように時間を使いたいと考えているのですが、休日出勤などはあるのでしょうか?」
・「現職では働き方改革など残業時間の制限が設けられて、仕事のやりづらさを感じております。貴社にご縁があり入社した場合、残業時間の制限等の過度な業務にならないような取り組みはされているのでしょうか。」
※私は残業をしたくない立場ですが、「残業時間はどれくらいですか?」と直接的に聞くと消極的な印象を与える可能性があるので、あえて「残業したい!もっと働きたい!」という逆の立場で聞いてみました。会社としての体制・体質がわかるでしょうか。
面接官から「〇〇さんの方から質問はありますか?」と聞かれる場合があります。
入社した場合、どんな業務ができるか、ポジションになるのかなどの質問を用意しておき、熱意を伝えれるようにしましょう。
私は「特にありません。」と言って失敗したケースがありました。。。
まとめ
転職面接で成功するためには、準備と自信が欠かせません。研究と準備を徹底し、自己分析を行い、具体的なエピソードを用意しましょう。スター法を活用して効果的に伝えると共に、質問の準備と積極的な姿勢を持つことも忘れずに。これらの秘訣を実践することで、面接での成功への道が開かれます。
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